赤城山の北西麓、「やさい王国」として知られる群馬県昭和村から沼田市へと延びるこの10kmの区間は、利根沼田望郷ラインの中でも随一の開放感を誇るハイライトルートです。片品川などが形成した日本有数の大規模な河岸段丘の上を走り、こんにゃく芋やレタス、キャベツといった見渡す限りの広大な高原野菜の畑の向こうに、谷川連峰や武尊山、草津白根山といった名峰の大パノラマが広がります。その雄大なスケールは、サイクリストの間で「まるで北海道を走っているかのよう」と称賛されるほどです。昭和村から沼田市へ向かうと獲得標高245mの登り基調となりますが、全体的に斜度は穏やかで、見通しの良い緩やかなカーブと極上の舗装が続くため、信号に遮られることなく爽快なクルージングを満喫できます。
「望郷ライン・センチュリーライド」などのイベント舞台としても親しまれるルート沿いには、魅力的な立ち寄りスポットが充実しています。なかでも田園風景と上州の山並みを一望できる「松ノ木ビューポイント」や、河岸段丘の絶景を見渡せるトイレ・自販機付きの「貝野瀬ビューポイント」は、写真撮影や小休止に外せない定番スポットです。さらに、拠点として便利な「道の駅 あぐりーむ昭和」や沿線の個性豊かなカフェ・洋食店では、地元食材を活かしたクレープや自家製ハンバーガーなどのグルメに加え、疲れた脚を癒やす天然温泉の足湯も楽しめます。春先の残雪を頂く山並みと新緑のコントラストから、収穫期を迎える実りの秋まで、絶景と美食を一度に味わえる贅沢なコースです。