江戸時代に庶民の間で大流行し、日本遺産にも認定された「大山詣り」の歴史と文化が色濃く息づく、伊勢原市街から大山の山麓へと続く登り基調のルートです。古くから霊山として信仰を集めた大山を目指すこの街道では、道路を跨ぐ朱色の「大山阿夫利神社 参道二の大鳥居」を自転車に乗ったままくぐり抜けることができ、周辺には戦国武将・太田道灌の胴塚やゆかりの洞昌院といった史跡も点在しています。序盤の穏やかな傾斜から山麓へ向かうにつれて、江戸の参拝客を迎えた宿坊街の風情や、伝統工芸の「大山こま」、丹沢の名水が生む「大山豆腐」など、今なお受け継がれる門前文化を肌で感じることができます。また、沿道には老舗和菓子店や人気のベーカリー、夏のかき氷や冬のお汁粉でサイクリストに親しまれる茶屋も揃っており、江戸庶民の信仰と行楽の足跡を辿りながら、歴史探訪とグルメを同時に満喫できる魅力的なヒルクライムコースです。