長野県長和町を通る旧中山道のこの区間は、交通量の多い国道142号から離れ、静かな山あいの里山風景の中を走れる全長5.8kmのルートです。長泉から和田宿方面へ向かうと、標高703mから856mまで獲得標高164mを緩やかに登るレイアウトとなっており、初心者でも無理なく一定のリズムでペダルを回すことができます。道中には伝統的な日本家屋や田園が点在し、視界の先には信州の雄大な山並みが広がるなど、日本の原風景ともいえる穏やかな情緒を満喫できます。見通しの良い緩やかなカーブが続くため、和田宿側から下る場合も開放感あふれるクルージングを楽しめます。
江戸時代の五街道のひとつである中山道の面影が色濃く残る点も大きな魅力で、道端の鍛冶足一里塚跡から街道旅の気分が高まります。難所の和田峠を控える宿場町として栄えた和田宿に入ると、貴重な遺構である和田宿本陣や脇本陣、歴史ある社寺が往時の風情を今に伝えています。街道沿いには元旅籠や築150年の古民家を改装した「石窯cafe KOKUYA」や「エンノイエ」といったカフェやレストランも点在しており、歴史散策とあわせて絶品グルメやコーヒーでゆったりと脚を休めることができます。