埼玉県ときがわ町に位置する白石峠は、全長6.1kmで標高差561mを一気に駆け上がる、関東屈指のヒルクライムの聖地です。2004年の彩の国まごころ国体でロードレースの舞台となって以来、実力測定の定番コースとして親しまれ、路面には頂上までの残り距離が200mごとにペイントされているためペース配分を刻みながら挑戦できます。麓のときがわ町大野特産物販売所などを拠点に登り始めると、静寂な杉林と自然林のなかに平均勾配8%超、随所に10%を超える急勾配と連続するヘアピンカーブが待ち受け、ほとんど脚を休める区間がありません。厳しい登坂の途中には、東屋のある七重休憩所や、冷涼な湧き水でリフレッシュできる石小土の清水や山恵水といった名水スポットが点在し、春には七重のヤマザクラも目を楽しませてくれます。峠の頂上には常設の売店はありませんが、さらに足を延ばして堂平天文台まで登れば、関東平野から富士山まで見渡せる大パノラマの絶景と大きな達成感を味わうことができます。