玉村町から高崎市、前橋市を経て渋川市へと至る約31kmの「利根川自転車道線」は、雄大な利根川の流れに寄り添いながら群馬県の中央部を縦断する人気のサイクリングロードです。全線が綺麗に舗装された自転車・歩行者専用道であり、前橋市街地を含めて一般車道との交差でも信号待ちをすることなく、ほぼノンストップで駆け抜けられる快走性が最大の魅力です。視界いっぱいに広がる空と、群馬の象徴である上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)の勇姿を仰ぎ見ながらペダルを回せば、長距離であることを忘れるほどの開放感を味わえます。
コース全体の標高差は約114mと非常に穏やかで、初心者からベテランまで誰もが自分のペースで楽しめます。利根川の上流にあたる渋川市へ向かって北上する場合は緩やかな登り基調となりますが、正面に赤城山や榛名山の稜線を捉えながら走る爽快感は格別です。逆に上流から南下する際は穏やかな下り基調となり、心地よい風を感じながら軽快なクルージングが楽しめます。開放的な堤防上の道から、川面に近い水辺、さらには静かな竹林や田園風景へと景色が次々に移り変わり、変化に富んだライドを演出してくれます。
沿線にはサイクリストに嬉しい休憩スポットや立ち寄り処が豊富に点在しています。玉村町の「斎田休憩所」や「水辺の森公園」をはじめ、前橋エリアでは利根川と山々を一望できる「群馬県庁展望ホール」、春に桜並木が彩る「楽歩堂前橋公園」、美しいバラ園と松林が広がる「敷島公園」がコースに近接しています。また、重要文化財の本殿を持つ「玉村八幡宮」や由緒ある「前橋東照宮」での参拝、沿線の人気ベーカリーでのテイクアウトなど歴史散策やグルメも充実。さらにコース脇には「道の駅よしおか温泉」が隣接しており、食事や補給はもちろん、足湯や温泉でライドの疲れを癒やすこともできます。