埼玉県小鹿野町を走る薄小森線は、大正時代の森林軌道跡を転用した歴史を持ち、標高307mの山麓から標高854mの白井差登山口方面へと約14.2kmで571mを駆け上がる変化に富んだ山岳ルートです。序盤から中盤は小森川の清流に沿った気持ちの良い緩やかな道のりで、「埼玉のマチュピチュ」と称される天空の隠れ里・煤川集落や、日本の滝百選に数えられる丸神の滝など見どころが点在します。標高を上げる後半は一転して険しい岩肌が迫り、連続するヘアピンカーブと急勾配が待ち受ける本格的なヒルクライムへと表情を変えますが、全線を通して交通量が極めて少なく静寂な大自然の中でペダルを回すことができます。起点付近には「道の駅 両神温泉 薬師の湯」があり、走行前後の補給や温泉での疲労回復、地元グルメまで堪能できるのも魅力です。