静岡県牧之原市の牧之原台地を走る、距離約9.3kmのサイクリングルートです。獲得標高は約30mと非常に緩やかなアップダウンで構成されており、体力に自信のない方でも無理なく走破できます。この地域は明治初期に旧幕臣や川越人足たちが開墾した日本有数の茶どころであり、「静岡の茶草場農法」として世界農業遺産にも認定されています。市街地に近いエリアから茶畑地帯に向かって走り出すと、のどかな田園風景から次第に視界いっぱいに広がる茶畑の「緑の絨毯」へと景色が移り変わり、日本の原風景を存分に味わうことができます。
季節ごとに異なる美しい表情を見せてくれるのもこのルートの魅力です。春の新緑や夏の力強い深緑はもちろん、秋には収穫の気配漂う落ち着いた里山の風景が広がり、空気が澄む冬の晴れた日には富士山や南アルプス、さらには海まで見渡せる雄大なパノラマが楽しめます。交通量が非常に少ないため、自分のペースで景色を堪能できるのが嬉しいポイントです。ただし、ルート上には給水所などのインフラがないため事前の準備が必要です。また、一部路面にひび割れや補修跡があるため走行にはご注意ください。周辺には隠れ家カフェや直売所、静かな神社などの立ち寄りスポットも点在しており、充実したサイクリングを満喫できるでしょう。